色見本帳は当初、塗料色や印刷色の標準サンプルとして普及してきました。塗装あるいは印刷が可能な特定の色を示すことが目的でした。
ところが近年、特に調色塗料システム技術の高度化により多様かつ微妙な色彩が表現可能になるにつれ、ほとんどの色相/明度/彩度の色を調色できるようになってきました。それに伴い色見本帳にもかなり多くの色が掲載されるようになり、ユーザーはその中からあらゆる色を選べるようになったのです。
このように色の選択の幅は大きく広がったものの、逆に、ユーザーにとって問題が生じるケースが現れてきました。微妙に異なる色彩の中からどれを選んだらいいのか判らない/多様な色を選択したがコーディネートが上手くいかない、といった問題です。
そこで色見本帳の役割りは、「色の標準サンプル」という位置付けよりも「色の選択やカラーコーディネートを支援するツール」という位置付けに徐々にシフトしてきたのです。
ユーザーが頭を悩ませている色の選択やコーディネートを支援する機能を色見本帳に持たせることでその色見本帳を普及させ、ひいては塗料の販売を拡大しようという塗料メーカーの戦略です。
しかしこの色見本帳の「色の選択やコーディネートを支援する機能」というものは、何も塗料を選ぶ時にだけしか使えないものではありません。エクステリアやインテリアコーディネート、服飾や印刷物などカラーコーディネートが必要なあらゆる場面で活用することができます。
セミナーではこのような色彩調和に役立つ色見本帳の情報をお伝えします。
3回分9,000円〔他のIICUセミナー参加者は6,000円〕